ヘンナ・アートをしたい! それも、エジプトで!

友人のお母さんの知人、ウンム・アムールに予約を入れ

99年9月下旬、期待に胸ふくらませてカイロ郊外のスーダン通りへと向かったのでした。

スーダン産のヘンナで下絵もなしにいきなり描き始める、ウンム・アムール。
約30分後に水で良く洗うと、うっすらと絵が残っている。
こんなに色が薄いの? いえいえ、これからトンデモナイ事が・・

缶の中で木を燃やして、その上に絵を描いた手や足をのせ(!)毛布をかけられる。煙で息はたえだえ、涙は出る、部屋は真っ白。その日着ていた服は全て臭くて、着られなくなってしまった。

やっと完成! 約2時間。
私の手は上。
下の手はエジプト人の友人のもの。

指にはリング、腕にはブレスレットをしているようにぐるっと絵がつながっています。
腕の内側
手、足首、腕にヘンナ・アート。
嬉しさは2週間で消え去りました。
私はすっごい長湯するので消えるのも早かったんだと思います。

             ヘンナとは?

 日本ではヘナという名前でも知られているハーブの一種です。中東や北アフリカの花嫁さんが手にヘンナ・アートをするのがドキュメンタリー番組で放送される事がありますね。最近日本の美容院ではトリートメントや『髪にやさしいカラーリング』として扱っているところがあります。エジプトやヨルダンでもお母さん達が白髪染めに使っていました。「ビゲンの白髪染めが良いけど高いからヘンナを使っている」という人もいました。
 リズ・マニカ著『ファラオの秘薬』によると、「低木で花はピンクまたはクリーム色で甘い香りがする。乾燥させて粉末にした葉は、薬、染毛剤として使われていた。古代エジプト人は香料、化粧品、染色に広く使用していたと思われる。」とのこと。カイロ空港で褐色の美人が両足のかなり上のほうまでヘンナ・アートをしていたのを見ました。ロングスカートのスリットから見えるそれは色っぽかったな。

 関空に着いたとき、税関のお兄さんに「それ彫ったん?」と聞かれてしまった。2〜3週間で消える話をした後、またまたお兄さんが一言、「仕事は?」。そう、翌日から仕事があることを思い出したのでした。