2006年の11月下旬から12月にかけてイランへ行ってきました。中東の遺跡『3P』(ペトラ、パルミラ、ペルセポリス)の残り一つと、『世界の半分』といわれるイスファハーンを見るためです。 イラクやレバノンのようになる前に行っておこうと思ったこともイランを選んだ理由の一つです。
 レバノンへ行ったときと同じ旅行会社のツアーを選びました。余計なお土産物屋には寄らず、観光時間をたっぷりとるツアー内容に好感を持ったからです。参加者は12名。二組のご夫婦以外は皆一人参加で、若手は私一人・・・。いつもの事ながら、皆さん旅なれた方ばかりで楽しい時間を過ごすことができました。
イラン・イスラム共和国
 国内の宗教はシーア派イスラームが強く、その他スンナ派イスラームやキリスト教、ゾロアスター教、ユダヤ教などが混在している。言語はペルシャ語が公用語で、その他多様な言語が使われている。
 イラン関連のニュースでよく見るアフマディネジャド大統領。アメリカに対して歯に衣着せぬ批判で知られています。参加者の一人が「みんな大統領に見えて、(人の)区別がつかない」と言って現地ガイドさんを笑わせていました。男性はクセのある黒髪に黒いヒゲが顔をおおっていてちょっと小柄。たしかに皆同じに見えます。それに比べて女性たちの美しいこと! イランでは外国人でも女性は肌・髪・体の線を隠す必要があります。長めのスカートかパンツに腰の下まであるシャツやコートにスカーフ。最初は面倒でしたが、すぐに慣れて部屋を出るときは必ずコートを着てスカーフをかぶる癖がつきました。
こんなスタイルだから現地女性はちょっとしたところでオシャレを競っているようでした。スカーフの柄や長さ、結び方、前髪を大胆に出したりと。こっちは普段スカーフなどしないので、どうしても『ほっ被り』になってしまう。年配の参加者はとても上手にスカーフをしていました(真知子巻き?)。


  テヘラン (カタールのドーハから2時間弱でテヘランに到着。いよいよ観光が始まります。)

ホメイニ廟   -イスラム革命の指導者、ホメイニ師と息子の墓がある霊廟-
ショッピング・センターなどを増築中
 
ホメイニ師と息子の墓
皆、真剣にお参りしているので遠くからパチリ
シーア派の信者がお祈りのときに使用する石

  

サーダバード宮殿   -パフラヴィー王家の夏の離宮-
宮殿は博物館になっており、豪華な調度品でいっぱい
 
紅葉がとてもキレイ パフラヴィー1世の像は足だけに・・・
(パフラヴィーって、あのパーレビ国王のことだったんですね・・・)

 

アザーディー・タワー   -テヘランのシンボル-
1972年にペルシャ建国2500年を記念して建てられた塔

夕刻、イスファハン経由でシーラーズへ

 

  シーラーズ (今日からは更にイランぽい所を回ります。薔薇と詩で知られるところです。)
 
部屋からの風景 ホテルの横にはモスクがありました

 

エラム・ガーデン   -300種類の薔薇が咲く有名な庭園-
建物だけでなく壁画やタイルも美しい
  
19世紀に建てられたエラム宮殿
  
入り口から宮殿までの道 時期はずれですが、少し咲いていました   

 

ナシル・アル・モルク・モスク(ローズ・モスク)  -ガジャール時代のモスク-
当時の市長、ナシル・アル・モルクが建てたモスク
  
ピンク色を基調とたタイルには薔薇の柄が使われている
  
繊細なデザインと美しいタイル
どうなってるんでしょうか、このデザイン  しばらく見上げていました
  
  12人のイマームを表した12本の柱の部屋
窓はすべてステンドグラス
  
12本の柱の部屋の入り口   

 
 

オレンジ庭園  -18世紀に建てられ、迎賓館などとして使われていた 現在はシーラーズ大学が所有している-
中庭にはオレンジの木が植えられている
 地下には陶器、仏像などの展示がある
建物の上のモザイク
   
テラス(上の写真)はガラスと鏡を使った装飾でギラギラ
このライオン、「死んだフリ」のような気がしてならない・・・
  
部屋の天井にはなぜかヨーロッパ女性が描かれている

 
フォークダンスに見えてしまう 3人の宦官

 

ハムゼ廟  -8番目の最高指導者イマーム・レザーの弟の廟-
モスク入り口
 
モスクの中庭は墓になっていて墓碑が一面にある
 
この上を歩いて良いと言われても、お墓を踏むのは・・・
 
鏡モザイク張りの内部  もうギラギラ
  
男女別でお祈りする
  
球の中を鏡張りにして、その中に入って狂ってしまう、という小説を思い出した・・・


サーディ廟  -12世紀生まれのシーラーズ出身の詩人の廟-
外国を放浪後、70歳を過ぎてからシーラーズに戻った
墓にも彼の詩が刻まれている

壁に刻まれたサーディーの詩
現地ガイドさんが朗読してくれた
 
糸杉の庭園  地下にはチャイハネ(カフェ)がありました
 
カナート(地下水をもちいた灌漑用の地下水道)
 
ここにもキレイな庭園があります
季節はずれの薔薇を発見


ハーフェズ廟  -650年前の詩人シャムソッディーン・ムハンマドの廟-
彼はコーランの暗唱者(ハーフェズ)だったのでハーフェズの名で
親しまれていた
写真はハーフェズの墓を覆う屋根

墓を覆う東屋の柱 一部模様が残っている 


バザーレ・ヴァキール  -250年前にできたバザール-
 衣料品、絨毯、アクセサリーなどが売られているバザール
 自由時間をたっぷり楽しみました
 
キャリーム・ハーン城塞  -ザンド朝時代のキャリーム・ハーンの城-
 ザンド朝後の一時期には牢獄として使われていたこともある


 イランでの2日目と3日目が終わりました。明日からはいよいよ遺跡めぐり。私にとってはメーンイベントなのに、曇りのち雨、ときどき嵐、のような天気になってしまいます・・・。


     



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