第2回:アブ・ロワシュ(2004年-更新)
古代名 ジェデフラーはセヘド星なり
ファラオ ジェデフラー(クフの息子)
年代 古王国時代 第4王朝
大きさ 67m(完成していた場合 現在上部はほとんど残っていない)
106×106m
場所 ギザの北西
タクシーでアブ・ロワシュへ
特徴  短命だったらしく、その功績はほとんど知られていないが、ジェデフラーが『サ・ラー(ラーの息子)』を名乗った最初の王であった。また、父王クフのピラミッドを完成し、葬送用聖船を準備したのも彼だと考えられている。その後、ギザ台地を見下ろすアブ・ロアシュに、初期建設スタイルのピラミッドを造った。
 アブ・ロアシュは1839年に初めて調査されたが、その後採石場として使用されたため破壊が進んでしまう。1901年には神殿や舟抗が発掘されている。第1王朝のファラオの名を記した遺物も発見されており初期王朝時代にはすでに重要な意味を持った地域であった。
 内部構造はジョゼル王の階段ピラミッドと同じく深い縦穴を持つタイプで、深さ約20m、21×9mの縦穴に通路がついたT字型をしており、ここに下りる通路は49mで約22度の傾斜がある。また、「メンカウラー」と読めるヒエログリフが見つかったことで未完成のピラミッドをメンカウラーが修復したのではないか、との意見もある。


 やっとの思いで到着したアブ・ロワシュは、ほこりっぽい岩山のてっぺんにありました。ザウイエト・エル・アリヤンと同じくピラミッドの土台の石積みが見える丘のようでピラミッドらしい形はありません。しかし、近づいていくとピラミッドの横には大きな舟抗と神殿跡らしきものがあり、ギザのピラミッドを彷彿させます。そしてピラミッドに沿って左に曲がると巨大な入口があったのです!!! 見たときはビックリしました。とても大きいのです! ピラミッドといっても上部は残っていません。深さ約20mの縦穴への下降通路は上から覗くとすっごい急角度。底は横長で更に何かの穴が所々にあいています。この深さ20mの穴は瓦礫と砂で埋っていてそれを全て取り除いて現在の姿になっています。
発掘・復元は今も続いているそうです。

 図の南側から車で登って行きました。外側から見ると低い丘のようですが、Cの縦穴は深さ20mもあるのでA側から見るととても大きく見えます。 舟抗はギザのピラミッドにあるものと似ています。葬祭神殿は建物らしいものはなく通路と土台が残っているだけ。写真のキレイな土台は復元したものです。 衛星ピラミッドは確認できませんでした。
 崩れてはいますが、このピラミッドには感激しました。


アブ・ロワシュ村からピラミッドへの道 ピラミッドがある場所からの風景
ピラミッドの土台 舟坑の手前にあった石
前回は無かったので、発掘したものかもしれない
舟坑は石組みで囲まれていた
やはり前回来たときは囲いは無かった
舟坑
からを見下ろす 通路は長さ49m
竪坑の底 底にあいた穴
竪坑から上を見る
入り口通路の端 (側)
下の写真左の穴
からの上を見る
天井なのか、石が少し残っている
から見た通路
の上部から見た の上部から見た
から見た通路 から北を見る(側)
から底Cを覗く  柵がないので怖かった
ピラミッド上部をぐるっとまわる
から向かい側を見る
右端に階段が作られている
切り取ったままの石
アスワンなどにある切り出した石と同じ
ピラミッドの上から葬祭神殿跡を見る


これで10基のピラミッドを見ました。



第3回:ザウイエト・エル・アリヤン(2004年-更新)
古代名 不明
ファラオ 第一ピラミッド:カーバ(?)
第二ピラミッド:不明
年代 古王国時代 第3王朝
大きさ 第一ピラミッド:20m(未完成) 84×84m
第二ピラミッド:地上から深さ21mの竪坑に向かう大きな溝のみ
場所 ギザとアブシールの間
タクシーでザウイエト・エル・アリヤンへ
特徴 【第一ピラミッド】 
現在は平らな丘のようになっているが、完成していれば5~7段の階段ピラミッドになっていた。埋葬された痕跡も無く、唯一の手がかりはホルス名「カーバ」が刻まれた石製容器がピラミッドの近くで発見された事だけ。
 このピラミッドの調査は1900年と1911年で、最近は調査の対象にはなっていない。
【第二ピラミッド】
 第一ピラミッドの1.5km北にはもう一つ未完成のピラミッドがある。上部は無く、アブ・ロアシュのピラミッドに良く似た巨大な溝のみが残っている。完成していたら、ギザにあるカフラーのものに近い大きさになっていた。
このピラミッドは、カフラーとメンカウラーの間に数年のみ統治したネブカあるいはウェヘムカという王のものではないかと考えられている。また、ジェドエフラーとカフラーの間に短い期間在位したジェドエフラーの息子では?との説もある。
 ザウイエト・エル・アリヤンは軍施設に隣接している為、巨大な溝のみ残っている第二ピラミッドを見ることはまず無理でしょう。
(ある古い本に写真が載っていましたが、アブ・ロアシュの竪坑とまったく同じようでビックリしました)
 ここには2つの未完成ピラミッドがあります。2001年、2004年と2回行きましたがどちらも第二ピラミッドは見ることが出来ませんでした。どこのピラミッドもそうですが、目の前に見えていても実際歩くと遠いこと・・・。写真ではたいした高さは無いように見えますが、かなり疲れました。
 ピラミッドの東側の村(住宅地)から入っていきました。完成していれば階段ピラミッドになったはずのものはただの丘のよう。崩れたレンガの土台に所々窪みがあるだけ。
 1900年頃の発掘で次のような事が解った。このピラミッドにはAの階段から入りBの竪坑に向う。そこで南北に走る回廊があり、南(C)に行くとピラミッドの中心部の小部屋へ、北に行くとDの細長い回廊がある。コの字型の回廊は、北側に20の室、東と西側にそれぞれ6ヶ所の合計32の室があった。しかし、中には石棺のカケラもなかったそうです。(室はピラミッド側に櫛の歯のように作られていた。)
村(アパート)の間を抜けるといきなり砂漠が出現 ピラミッドまではかなり歩きます
ピラミッドに近づくと、野良犬が沢山・・・ 正面に向って右(北側)に歩く
上部はありませんが、約16~20mの高さがあるそうです 3年前に比べるとずいぶん砂で埋まっている 
こちらも砂で埋まっています  ピラミッド北面中央にある窪み 多分入口 
前回は行かなかった北側奥に向う 上に登ってみましょう
ピラミッドの南側
遠くにアブシールのピラミッド(左)とサッカラの階段ピラミッドが見えます(右)
右下のフェンスは軍施設のもの  ずっーと柵が南に延びています
ピラミッドの北側
こちらはギザのピラミッドが見えます
手前下側にあるのは柵  この柵の向こう側に第二ピラミッドがあるのね、きっと・・・
       
立ちあがらないと上の2枚の写真は撮れません
ちょっとドキドキした(ピラミッドの上に立つと、基地側からは丸見え)

手前のピラミッドの石と少し見える柵の間の地下にがある
ピラミッドに入ってきた村を撮る
ピラミッドの上からなのでアパートの上部しか見えません
アパート群と砂漠の境目  汚すぎる・・・
あー、掃除したい

これで11基のピラミッドを見ました。

 

          



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