サン・エル・ハガル(タニス)
場所 デルタ地域の東
行き方  カイロからはバスやタクシーを乗り継ぐ方法もあるがタクシーをチャーターするのが一番。
何がある?  古代エジプトではタニスと呼ばれていた。ラムセス2世によるアモン神殿がある。まだ観光地として整備されていないので発掘途中の荒涼とした遺跡の風景が一番の見所。
時代は?  古王国時代からあったが新王国時代には首都として栄えた。その繁栄は末期王朝時代まで続き、聖書にでてくるピ・ラムセスではないかといわれている。
見学のヒント  冬に行ったのだが途中大雨に降られた。村の子供達はびしょびしょに濡れた車以上に日本人が珍しいらしく、しばらく子供達に囲まれて遺跡に入れなかった。
 写真の通り遺跡の中は荒涼としていて人っ子一人いない。発掘した石像を無造作に置いているだけでアモン神殿といってもほとんど形は残っていない。ラムセス2世の像以外ではバステット女神の像がみられた。

 井戸の中に降りることができるので是非降りて中の壁画を見てください。かなり壁画が残っています。
 管理事務所のおじさんは「ココを全て発掘し終わるのにあと100年以上かかるな~」と言っていたが大げさな話では無いと思った。この未発掘の場所の広さと、ここがエジプトということを考えると・・・。


この先がタニスの遺跡 こんな状態の場所が
広がっている
無造作に置かれた石像
オベリスク ラムセス2世像 壁画の施された巨石が沢山




テル・バスタ  残念ながら写真はありません
場所 デルタ地域 ちょうどカイロとサン・エル・ハガルの間
行き方  カイロからはバスやタクシーを乗り継ぐ方法もあるがタクシーをチャーターするのが一番。(私はサン・エル・ハガルの帰りに寄りました)
何がある?  猫の姿をしたバステット神信仰の中心地
バステット神殿、ペピ1世カー神殿ともに建物は残っていない。倉庫のような所に発掘品が展示されており珍しいものもある。
時代は?  かなり古い時代からあったらしいが、最も栄えていたのは末期王朝時代。
22、23王朝時代にはエジプト全土の都だった。
見学のヒント  バステット神殿は神殿というより丘のような場所でヒエログリフが彫られた石が無造作に転がっている。神殿の近くに事務所兼倉庫のような建物があり、頼むと中を見せてくれる。とても精巧な小さな像や細工物があり驚かされる。ちょっと違う意味でも驚いたが・・・。(見てのお楽しみ)
 道路をはさんで反対側にあるペピ1世カー神殿では発掘作業を見学させてもらった。石でできた遺物はなく、レンガの井戸や台所跡などの遺跡だった。よく聞かなかったが、カー神殿跡にできた新しい時代の遺跡だったのかも・・・。
 「考古局の許可証が必要」とガイドブックによっては書いてあるが無くてもまず大丈夫だと思う。私が行った時は事務所のおじさんがわざわざ英語の話せる先生(何の先生?)をつれて来て、ガイドの代わりをさせていた。あの先生、どっから連れてこられたのかな?





デンデラ
場所 ナイル川中流域
行き方  :2001年1月現在、個人的には行くことが出来ません。観光バス、個人で頼んだタクシー等、毎朝8時に集合し、警察の車に先導されて遺跡まで行きます。私が2001年1月に行った時は、ルクソール→デンデラ→ルクソールと、ルクソール→アビドス→デンデラ→ルクソールの2種類のコースがありました。
 昔のように好きなときに行って、好きなだけ見学することはもう出来ないようです。無理にタクシーで行くことは可能かもしれませんが、遺跡までの町ごとにチェックポイントが設けられており、車の中をチェックします(外国人が乗っているか)。
集団で行かないと警察ともめる事は間違いないと思います。
何がある?  ハトホル神殿やイシス神殿、ローマ時代の建物。
 
オーパーツで有名な、電球(としか思えない)壁画がある。
一般的にはクレオパトラと息子の壁画と天体図があることで有名。
時代は?  比較的新しく、第30王朝からローマ時代に建てられた。
しかし、地下の碑文には、第6王朝には建築が始まっていたとの記述が記されている。
見学のヒント  ハトホル神殿に入って左右に階段がありますが、構造も壁画も違うので、屋上に出たら反対の階段で戻ると良いでしょう。
 ハトホル神殿だけでも見る所は多いので大変です。列柱室は天井にも美しい絵があります。昔、家として住んでいた人達がいて(!)神殿内で使った火のススであちこち黒ずんでいます。
 また、壁の中央に穴があいていて、はしごを登って中を覗くと壁画でいっぱいです。しかし、立てるような高さではなく、いったい何の為の部屋なのでしょうか。
 いよいよ地下室。狭くて細長い部屋に美しい壁画があります。デンデラの神殿は当時の人が古代の書物を読み、その通りに真似て造ったとも言われています。造った当人も壁画の意味や小部屋の使用目的はわからなかったのかもしれませんね。ちなみに地下以外にも電球もどきの絵はあります。
 屋上には天体が描かれているオシリスの祠があります。 ハトホル神殿は外壁も壁画がびっしり。イシス神殿の横にあたる壁にクレオパトラの壁画があります。大きな穴のような聖池や他の神殿もゆっくり見学しましょう。
 私は地下室を見るときのみガイド(係のおじさん)を頼みました。あとは断ればついてくることはありません。朝早くて神殿内が暗いときは頼めば電気をつけてくれます。

 

列柱室(ハトホル神殿)
ハトホル女神が刻まれている柱が続き、天井には船に乗って空を行く神やファラオの絵がある
ベス神
神様にしては少しグロテスクな姿をしている。妊婦の神(安産)として人気があり、女性や出産に関係のある場所に描かれることが多い。遺跡入口の横にある。
電球壁画
これは、いったいなんでしょう?神殿の地下室に描かれています。
電球図
大きな電球を持っている?ように見えませんか?
壁画のヒエログリフは   電球図
電球(?)の中には蛇がいます。

地下の壁画
これも狭い地下室の壁画です。
天体図
屋上の小部屋の天井にあるが、これは複製で、本物はルーヴル美術館にある!
地下だけではなく、神殿内部の壁画にも電球図が・・・ ここには二つも・・・
壁画のカルトゥーシュには王名が入っていない トラヤヌス帝の門

オーパーツ(ooparts):out-of-place artifactsを縮めて造った新語。
その時代や文化に合わない、場違いな工芸品などのことを言う。


     





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